山とミニマリズム

mountain & minimalism

自分の声を知れば、人生変わる?

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知ってるようで知らない本当の自分。
”心を動かす「声」になる”を読んでみた。




著者 山崎広子氏 について

国立音楽大学卒業後、音声楽を中心に脳科学や心理学を学ばれ声が人間に及ぼす影響などを研究されている。
音・人・心 研究所 創設理事
音・人・心 研究所 | NPO法人ミュージックソムリエ協会

この本の素晴らしいところは参考文献が非常に多く、これまで得られた声の及ぼす影響に対する研究成果が簡潔にまとめられていること。少し人体(喉や耳など)名称については専門的な表記もあるが全体を通して簡易な言葉で記されており、このタイトルをみて気になったどんな人でもが理解しやすい本となっています。

このタイトルをみて気になる人はどんな人か?
・人前で話すことが多い
・自分の声が嫌いな人
・自分で音痴と思っている人
・話すのが苦手な人
・営業職、プレゼンなどが多い仕事
・歌手のかた
・俳優、女優などお芝居をされる方
思いつくように列挙しましたが、興味を持ちそうな人はこんな人たちでしょうか

かんたんまとめ

オーセンティックヴォイス知り、その声で生きよう

一言でまとめるならこうなります。自分本来の本当の声(オーセンティックヴォイス)を見つけ出し、その声で生きることで様々なことが好転すると著者は綴っています。

問い声良ければ応え(いらえ)声良い
意味:人に問いかける声がよければ、相手の返事の声も自然とよくなるものである。という意味から、相手の反応は自分の接し方でどのようにでも変わる。

上記、ことわざは自分が好意的に接すれば相手の対応も良いものになるともとれますが、この本を読んで再度解釈すれば自分本来の声(オーセンティックヴォイス)で話すことは、相手は潜在意識で良い印象として感じることができるということになりそうです。

以前にレビューしたこちらもそうですが
部屋を綺麗にすると運気もよくなる。「部屋は自分の心を映す鏡でした」を読み直してまとめてみた。 - 山とミニマリズム
視覚から無意識に受信するゴミ屋敷のイメージは自己イメージにもダメージを与え本人に悪影響を与える。今回は声ですが普段無意識に発している声を自分で反復して聞き取ることが同様に自分または他人にダメージを与えてしまうということですね。

最近は特に脳科学などの発展とともに今まで明らかになっていなかった無意識下分野の研究も大きく進展してきています。

なぜ人生がうまくいかないのか、外部からみると全くわからないことはこういった無意識下の習慣が影響していることが大きいということがよくわかります。

そして無意識であるため顕在化しづらく本人も周囲の人間も解決法見出すことができないということに陥ってしまいます。

どうやって自分の声を知るの?

これは単純ですがすごく難しい

まずはスマホなどの録音機能で普段の会話などを録音し、自分で心地よいとおもう声をを見つける、そしてその声の出し方を身に着ける。これだけです。

言うは易く行うは難しでここは本書より引用させていただきます

あくまでも「声」です。声の「音」を聴いてください。そして理屈で考えず、本能的に「好き、快い」と思える声をみつけるのです。

「この声、好き」と、理屈ではなく「心底から感じる」声、それがあなたの本物の声=オーセンティック・ヴォイスです。
引用:心を動かす「声」になる

とにかく自分の声を何度も何度も聴いて、見つけるしかないようです。その声を出すトレーニング方法は本書をぜひご覧ください。


さいごに

いろいろ努力してもうまく行かないときに声や視覚、聴覚など潜在意識にアクセスしているであろう普段の五感のチェックを大切にしたいものです。





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