山とミニマリズム

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断捨離で子供の学力が伸びるらしい。

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2019年でセンター試験はなくなって2020年からは大学入学共通テストといやつがはじまるらしい。



こんにちは。2歳の娘の育児真っ最中のつるたてです。この年頃の子供の成長は日進月歩、毎日進化していっており、最近はマイケルジャクソンのムーンウォークまで披露してくれています。

そんな娘大きく賢く育ってもらいたいとおもうのが親心。娘が産まれる前から何冊もまだみぬ育児について読み漁ってきました。

今日はその中から私も人生において多大な影響を受けた断捨離の提唱者やましたひでこ氏の著書『子供の学力は「断捨離」で伸びる!』のレビューになります。

それではどうぞおつきあいください。

はじめに

断捨離とは

モノと向き合い、自分の頭で考えて、「要・適・快」を判断する。
要・適・快とは、そのモノが自分にとって「必要・適切・快適」か、逆に「不要・不適・不快」か。他人に判断を任せるのではなく自分の頭で考えて、そのままとっておくか、それとも捨てるかを判断するのです。
引用: 子どもの学力は「断捨離」で伸びる!

当時の断捨離の本のタイトルには新片づけ術となっていましたが、著者のやましたひでこさんも断捨離という言葉が一人歩きして本来の意味を理解せず、ただ捨てるという行動にフォーカスされていることに警鐘を鳴らされていました。

断捨離メソッドの根幹は捨てるではなく、自分で考え、感じ、判断することにあります。

ここ重要です!

センター試験がなくなる!

覚えるから考えるへの転換。
これまで日本の大学入試で重要とされてきたセンター試験がなくなりあらたな受験システムが導入されます。

1.名称 大学入試センター試験に代わるテストの名称は、「大学入学共通テスト」(以下「共通 テスト」という。)とする。
2.目的 共通テストは、大学入学希望者を対象に、高等学校段階における基礎的な学習の達成 の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的とす る。このため、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能を十分有しているかの評価も行 いつつ、思考力・判断力・表現力を中心に評価を行うものとする。
出典:文部科学省HP

上記の重要な点は思考力・判断力・表現力を中心に評価するとあります。
これらをどのように普段から子供に対して教育していくのか、センター試験で詰め込み型で勉強していた我々親世代は頭を悩ませるところです。

本書に具体的な試験対策があるわけではありませんが、いわゆる覚える、暗記一辺倒の受験対策は通用しなくなるだろうとのことです。

一言でいうと「正解のない問い」を考えれれる子が今後の受験や社会において活躍するだろうと予測されています。

皆さんも経験的に理解されていると思いますが、学力の高さ=社会での成功という方程式は成り立ちません。
インターネットが普及し国境なき世界がますます広がる世界で活躍できる人間とは自ら課題を認識し、自ら考えて行動し解決できる人間であろうことは容易に想像できます。

国際語学の英語は基礎学問としての習得は日本語以上に重要となり、コンピューターを使いこなす能力や問題解決能力に加えて人間関係をうまく構築できる人間が勝ち残っていくでしょう。

断捨離でなぜ学力が伸びるのか?

自ら考えて行動し解決できる子供をどうやって育てたらいいのか?
そこで断捨離がどのように役に立つのかを簡単に紹介します。

断捨離では思考・選択・決断を繰り返し要・適・快のモノを選択していきますが、その断捨離を繰り返しでは常に自分にとっているかいらないか?自分にふさわしいかふさわしくないか?自分が心地よいかよくないか?を問いかけるため考える力を養うことに繋がります。

また今の自分の軸(価値観)を発見することにも繋がるというわけです。

親は何をすればいいの?

まずは親が実践してみせることが重要。子育てをしている方ならわかると思いますが子供は親の行動をいつも見ています。
良いことも悪いことも、全部真似するのです。

こどもになにかをやらせたいなら親が積極的にやって見せること、これは古今東西さまざまな幼児教育の本がありますが、すべてに共通するといってもいい大原則です。

もちろん小さな子供は言葉でいって言い聞かせようとしてもなかなかうまくいきませんがルールが3つあるそうです

・感情的にならない
・親のエゴを押し付けず、子供の意見を尊重する
・「捨てる」「捨てない」の判断は所有者である子供の決定に委ねる
引用: 子どもの学力は「断捨離」で伸びる!

子供も小さいけれどひとりの人間です。ダメなことをダメと教える必要はありますが、自分の所有物(おもちゃなど)の顛末は自分で考えさせて、行動へ導く、つまり子供をひとりの人間として認めてあげることがキーポイントとなります。

言うはやすしでなんとでも言えますが、頭でわかっていてもいざその時となると「この子のためになる」と思ってという言葉とともに子供の意見をないがしろにしがちではないでしょうか?

最後に

我が子のためにと思ってやっていたことが実は子供のためになっていないことも数多くあると気づかされます。

やましたひでこ氏もご自身の子育てを振り返りながらなんか身に覚えあるぞというエピソードが随所に出てきます。

今わが娘にはおもちゃの断捨離を一緒に楽しくやるようにしています。

新しいオモチャが増えていくのでもう遊んでないオモチャはまだ遊ぶかどうかしっかり聞いて、自分でいらないと決めさせて「ありがとう」と言っていっしょにゴミ箱に入れるようにしています。

もちろん自分がモノを捨てる時も娘にこれは使わなくなったから捨てるんだよと説明して捨てるように心掛けています。

子育て頑張りましょう!





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