山とミニマリズム

mountain & minimalism

予定調和の大団円 スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け

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さて令和2年元旦。
年末に観たスターウォーズ最終章を語ってみる。
(ネタバレあり)

May the force be with you...

image:IMDb

中年オヤジの映画レビュー。
これでも幼少期から初代スターウォーズに親しみ、人生の様々なステージでこの作品を観てきた人の率直な感想をつらつらと綴ってみますか。

まず1番最初に驚いたのは映画館に意外と人が入っていないこと。
この超メジャータイトルの最終章(一応まだ続編?はあるみたいですが…)にもかかわらず観客少なっ!というのが印象的でした。
この手の作品の公開1週間なんてレイトショーでもかなりのお客さんがいるイメージだったので最近の映画館入場者数の動向を見てみましたがここ数年はあまり変化がない様子。
過去興行収入上位作品 一般社団法人日本映画製作者連盟
スターウォーズでこの入場者数ということは皆さんいつもどんなタイトルを映画館に観に行ってるんですか?


閑話休題




image:IMDb
さて本題。いきなりですがストーリーはネタバレしても特に問題ないほど想定の範囲内でのフィナーレでした。期待値を上回ることも下回ることもなく期待通りのスターウォーズだったというのが観終わったときに感じたことでした。

これまでの登場キャラが次々に登場してくる全部盛りスターウォーズレイア姫を演じるキャリーフィッシャーは前作を遺作に他界されていますが、今回のシーンは前作の未使用シーンから作り上げているそうだ。


予定調和がたくさんあるスターウォーズですので9章までくるといろいろとお約束ごとが多くなって監督の色を出すというのは至難の技でしょう。


私が期待するスターウォーズはオープニングロールから壮大なテーマ曲が流れはじめ宇宙空間にこれまでのあらすじテロップが下から上にながれ、選ばれしジェダイの戦士が光の剣ライトセーバーを持って、悪いやつら(ベイダー、シス、パルパティーンなどなど)をやっつける勧善懲悪のスペースオペラ

その期待する物語の合間に個性的なドロイドや宇宙人達が愛嬌を振りまくのもお約束。
最後の戦いの前には巨大戦艦を相手に小型宇宙船で挑むというのもまた見慣れたシーンでしょう。

超ハイレベルの予定調和ストーリーが安心感と心地よさを提供してくれたそんな映画がスターウォーズ スカイウォーカーの夜明けでした。

次にタイトルについて、副題がスカイウォーカーの夜明け(現題はRise of skywalker)ということでしたがここで単語のriseの意味を辞書で調べてみました。

〔人が〕立ち上がる、起立する

〔人が〕起床する、起きる

〔高い場所に〕上がる、昇る

〔大きさや容積が〕増大する、膨らむ

〔数量が〕増える、増加する

〔価格が〕上がる、上昇する

〔強度や速度が〕強くなる、上昇する

〔音量や音程が〕上がる、高くなる

〔建物などが〕そびえる、そそり立つ
・The cliff rises in a vertical wall. : 絶壁は垂直の壁となってそびえている。

〔天体が水平線などに〕昇る、出る

〔建物が〕建ち上がる、建設中である

〔髪の毛などが固くなって〕立つ、直立する

〔道などが〕上り坂になっている

〔水面や地面から〕浮かび上がる、表出する

〔川などが〕源を発する、始まる

〔人や組織などが〕反乱を起こす、反旗を翻す

〔正式な会議が〕閉会する、散会する

〔人が〕出世する、昇進する

〔気持ちなどが〕高まる、快活になる
・My hopes began to rise. : 私の希望が膨らみ始めた。

〔人が要求に応えようと〕気持ちを高揚させる

〔恐れや不安などが〕込み上げる、わき上がる

〔死んだ状態から〕生き返る、よみがえる

引用:英辞郎ontheweb




ストーリーとしてしっくりくるのは生き返る、よみがえるという意味のでした。

邦題はriseを夜明けとしています。サンライズという含みをもたせたかったのでしょうか、わかりませんが。

一昔前にはバットマンダークナイトライジングも3部作の最終章として同じようなタイトルがつけられていましたね。


主人公はいつどんなときも時代に必要となればよみがえり、立ち上がる。

そんな意味でつけられてるのでしょう、これは映画を観た人それぞれが自由に解釈して感想戦で盛り上がれればいいですね。

さて、結局最後のスターウォーズは映画館に観に行くべきなのかという問に対しては行くべきと答えます。

メジャーSFタイトルであるスターウォーズを映画館で観ないのはやはりもったいない、内容への賛否はともかく娯楽超大作として十分に楽しめる映画です。

最近映画に行ってないなーという人はボップコーンを頬張りながらコーラ飲みつつ観てみてください。きっとさまざまな世代の方との話のネタになりますよ。




映画上映前に007最新作の予告編が流れていました。こちらは時代を反映させながら、これまた高い予定調和が求められる作品であるもののまだ手掛ける監督の色も出しやすいのかな、期待してます。


それでは2020年もフォースと共にあらんことを。

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