本当に最近よく特集されてますね。
物資主義という大量生産主義から少量生産、世界的ブランド主義から個の職人ブランドへ、はたまたそれは脱個性的にノームコアという言葉を世に知らしめた。
このミニマリズムへの流れは必ず揺り戻しがくるのは時代の流れだとは思いますが、今人々はこの流れを心地よく感じているのは間違いないでしょう。
そして今日本が見るべきはやはり英国ではないでしょうか?産業革命で世界に力を示した時代が過ぎ凋落の時を今なお続けながらも決してEUに混ざり合わない、女王の統治する国。物作りに関して英国というのは素晴らしい文化を持っています。リペア、リプロダクトを繰り返し代々受け継がれていくモノ達。そこには素晴らしい職人文化が発達しているのでしょう。
日本は世界大戦で恐怖のイエローモンキーとして世界を震え上がらせ、高度成長期という名の宴を謳歌。そしていま凋落の真っ只中、人々は希望を見出せずに活力のない国になり下がりました。しかしそこには確かに受け継がれている職人文化がそこかしこに芽吹いている事も実感しています。英国の女王と同じく日本の国には天皇というシンボルが存在することはなにかの偶然ではないでしょう。
本の内容は全く知りませんが「捨てたい!」の言葉だけが妙に頭に残って思わず書いてしまいました。