山に登りたい。『八月の六日間』

北アルプスはみんなの憧れ。

微妙なお年頃の登山女子のお話。これを書いたのが男性というのがスゴイ。素直に山に登りたくなる一冊です。

洗濯も荷ほどきも、もう……明日だ。と、眠りについた。

この文末の一文、最後の最後にビビット来ました。自分の体力が底をつくまで出しつくす機会はなかなかありません 。登った人しかわからないけど、登った人ならすぐわかる。

登って空っぽ、この感覚を私はいつも求めています。

 

八月の六日間 (角川文庫)

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北村 薫 KADOKAWA/角川書店 2016-06-18

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